ストレージエンジン
ストレージ API のバックエンドとなるストレージは、Local Storage と Object Storage の 2 種類をサポートしています。
環境や用途に応じてエンジンを使い分けることで、開発の手軽さと本番の信頼性を両立できます。
エンジンの比較
| エンジン | データ永続化 | 推奨環境 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| Local Storage | なし(再起動でリセット) | TestEnv / DevelopEnv | テスト・開発・ファイル処理の動作確認 |
| Object Storage | あり(専用ストレージ) | StagingEnv / ProductionEnv | 本番運用・ステージング検証 |
Local Storage エンジン
ファイルをローカルディスク上に保存するエンジンです。
再起動やライフサイクルのタイミングでデータがリセットされるため、ファイルのアップロード・ダウンロード処理を気軽に試せるのが特徴です。
向いている用途
- ファイル処理の動作確認 — アップロード・ダウンロード・URL 生成の一連の流れを、クラウドストレージなしで手軽に確認できる
- デモ・開発 — 実際のファイルを使った画面の動作確認や、UI の組み立てを本番ストレージなしで進められる
メリット
- クラウドストレージの設定なしにすぐ動かせる
- ファイルのリセットがゼロコスト(再起動するだけ)
- 開発中に大量のテストファイルが残り続けない
Object Storage エンジン
組織専用のオブジェクトストレージとして払い出されるエンジンです。
ファイルが永続化されるため、本番運用に必要な耐久性と可用性を提供します。
向いている用途
- 本番運用 — 画像・PDF・動画・CSV などのファイルを安全に永続保存する
- ステージング検証 — 本番同等のストレージ構成でファイル操作の最終確認を行う
- 長期間にわたるファイル蓄積 — ユーザーがアップロードしたファイルの管理・配信・アーカイブ
メリット
- 再起動・障害によるファイル消失がない
- 組織専用ストレージとして他テナントと完全に分離されている
- Public URL の発行・ユーザースコープ・組織スコープのアクセス制御と組み合わせて使える
- 大量ファイルの保存・配信にスケールできる
エンジンと環境の組み合わせ
| 環境 | 推奨エンジン | 理由 |
|---|---|---|
| TestEnv | Local Storage | ファイル処理のテスト・デモに最適。リセットしながら繰り返し使える |
| DevelopEnv | Local Storage | クラウドの設定なしにファイル処理の開発・確認ができる |
| StagingEnv | Object Storage | 本番同等のストレージ構成でファイル操作を最終確認できる |
| ProductionEnv | Object Storage | ファイルの永続性・耐久性・可用性が必要 |
各ストレージ API は組織専用のストレージ領域として払い出されるため、
他の組織のファイルと混在することはありません。