
会社プロフィール
建設・レンタル業機材センター / 拠点 4カ所
課題サマリ
貸出台帳がExcel、点検はホワイトボード管理。「あの機材どこ?」の電話が毎日あり、点検漏れによる故障や事故のリスクも抱えていた。
主要な効果
- 128台登録機材
- 74%稼働率
- −80%「今どこ?」電話
Before
貸出台帳がExcel、点検はホワイトボード。「今どこ?」に毎回電話が発生。
After
QRコード付き台帳と貸出履歴。現場でスマホから確認できる。
導入前の状況
4拠点の機材センターで管理する建設機材・工具は総勢128台。貸出台帳は拠点ごとのExcelで管理され、点検スケジュールはセンター奥のホワイトボードに手書きされていた。
現場から「あの機材どこ?」の電話が毎日十件以上センターに入り、担当者はExcelを開いて確認するか、他拠点に問い合わせるかで対応。応答工数だけで1日数時間を費やしていた。
点検はホワイトボードに書かれた予定日を見て担当者が動く運用で、書き換え漏れや見落としがしばしば発生。点検切れの機材が現場に貸し出されるリスクもあり、事故が起きる前に手を打つ必要があった。
検討背景と選定理由
検討したのはレンタル業向け専用パッケージ、汎用資産管理SaaS、NocodilySuiteでの構築の3つ。専用パッケージは自社の貸出フローや点検ルールに合わせるためのカスタマイズが高額、汎用SaaSはQRコード連携や現場向け画面が弱かった。
NocodilySuiteを選んだ理由は、機材台帳・貸出履歴・点検記録・QRコード発行といった機能を短期間で構築でき、4拠点でのデータ共有と現場のスマホ利用にも対応できる見通しがあったこと。基盤の上に独自ルールを載せられる柔軟性も評価した。
PoC期間は1ヶ月。1拠点で機材20台に限定して運用し、センター担当と現場責任者双方の使い勝手を確認した。
導入プロセス
プロジェクト全体は3ヶ月。1ヶ月目でPoCと機材マスタの整備、2ヶ月目で貸出・返却・点検記録機能の構築、3ヶ月目でQRコードシールの発行と4拠点への展開を進めた。
既存のExcel台帳を統合するため、拠点ごとに異なっていた品目コード体系を4拠点共通に整備した。過渡期は旧コードと新コードの両方で検索できるようにし、現場の混乱を最小限に抑えた。
128台すべてにQRコードシールを貼り付け、現場担当者がスマホで読み取ると貸出履歴・点検状況・次回点検予定が表示される流れにした。点検予定は自動リマインダーで担当者に通知される設計にした。
導入後の変化
センターへの「今どこ?」電話が80%削減された。現場担当者がスマホで直接状況確認できるようになったため、貸出可否の判断も現場側で完結する流れに変わった。
機材の稼働率が74%まで向上した。以前は所在不明で使えない機材があったが、リアルタイム把握で他拠点からの融通判断もつきやすくなった。
点検の自動リマインダーで期限切れの機材が現場に貸し出されるリスクが激減。導入後は点検期限切れが常時1台以下に抑えられている。事故防止と機材の長寿命化にも寄与している。
導入効果 (数値)
担当者からの声
現場から「あの機材どこ?」の電話が来なくなった。センター側の応答工数が大きく減って、本来の点検・整備業務に時間を回せている。— 機材センター長
スマホで貸出状況が確認できて、無駄足がなくなった。QRコードで機材を読み取れば履歴もすぐ見られるので、点検の判断も早い。— 現場責任者
今後の展望
次のフェーズではIoTセンサーとの連動で稼働時間の自動計測、点検予定の自動リマインダーの拡張を予定。機材のライフサイクル全体を可視化していく方針。
構成機材管理 + 貸出・返却 + 点検記録 + QRコード台帳


